緊急取調室3

ドラマの楽しさ教えます

 2014年から放送されている天海祐希主演の緊急取調室は今回で3シリーズ目となる。これまでは故大杉漣さんが中田善次郎として出演していましたが、残念ながらその姿は見ることはできません。残念なことですが、今回は新しいメンバーも加えて、緊急取調室(通称:キントリ)チーム一丸で事件を解決していきます。

放送時間:日テレ、毎週水曜日22:00、4月11日(木)スタート

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オープニング

オープニング

 取調室の机といす。ここで、事件の真相を取り調べます。

(オープニング)

登場人物

登場人物演者役どころ
真壁有希子天海祐希犯罪を強く憎み、被疑者を「丸裸にする」取り調べ
梶山勝利田中哲司キントリの管理官、組織で苦悩する管理職
磐城和久大倉孝二刑事部長、「開かれた警察」がモットー
小石川晴夫小日向文世頭脳派、被疑者にはソフトに接し、洞察力で勝負
菱本進でんでんマル暴出身、海千山千の経験で勝負
玉本松夫塚地武雅中田刑事と入れ替わり、画像分析の達人

 

 

大杉漣に代わり塚地武雅が登場

 退職した中田刑事と将棋仲間だった玉垣松夫が登場。昨年の将棋大会「桜田門杯」の優勝が中田刑事、準優勝が玉垣刑事であった。

 

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第一話「私が撃ちました」

 最近は取り調べにおいて、被疑者の人権も守られる時代。取り調べの様子を動画で残し、暴言や供述の過度な誘導はもってのほか、やりにくい取り調べ環境になっている。・・・と上司やマスコミが別室で見守る中、真壁の取り調べが行われるところからドラマが始まる。

といっても、はじめはおとなしかった真壁も容疑者の悪態に切れてしまって、いつも通りとなる。

 今回の事件は菊池参玲子事官(浅野温子)が相手。警察組織の闇を隠しきるために、菊池は逃亡犯の民家で人質を取り、立てこもる野本(渕上泰史)を射殺する。真壁は菊池の真相を突き止めるため、野本の人質となった藤沢さおり(市川由衣)、過去の事件について調べ、菊池の本当の狙いを突き止めた。最後は菊池と勝負(天海祐希vs浅野温子)して、菊池は真相を自供した。

第一話 視聴率 15.2%

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第2話以降のあらすじ、ネタバレ

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第二話「私が勝ちました」

将棋のクレイトス杯女流王座戦の生中継中にでスポンサーのクレイトス社の大庭社長が殺害された。キントリの菱本と玉垣も食い入るように中継を見ていると、突然中継が終了した。事件発生である。

(中継を見るキントリ達)

 死因は毒キノコのマタゴダケ。対局していた橘日名子(松井珠理奈)と宗像あずさが(紺野まひる)が疑われた。大庭社長は宗像棋士に負けるよう八百長戦を持ち掛けていた。それに異を唱えた宗像が大庭社長の水筒にマタゴダケを混入させたが致死量ではなかった。一方、橘もまた大庭から勝って涙を流す会見をするように持ち掛けられ、それに異を唱えていた。橘は大庭社長が常用している下剤の量を増やした薬を大庭社長の薬ケースに入れていた。2人は大庭社長に対局を見てほしくなかったのだ。だが、この「マタゴダケ」と「過剰下剤」の相乗効果により大庭社長は亡くなってしまった。

 キントリは女流棋士を前に別部屋での同時取り調べで勝負。棋士が相手なのでキントリも作戦を練る。橘には真壁&菱本、宗像には玉垣&小石川で臨み、見事自白をさせた。定跡の宗像、奇襲の橘、相反する2人だったが、棋士としては同じ頂を見ていたのだった。

視聴率:13.4%

第三話「大事なもの」

 デイトレーダーの宝城理沙(筧和美)が殺された。宝城理沙は「5億円稼ぐ」本を出版。しかし、宝城理沙を裏で操っていた平井かすみ(仙道敦子)が詐欺容疑で被疑者となった。所轄で対応できないとして、緊急取調室に送られてきた。真壁たちは平井の上品で冷静な装に苦戦する。

 そんな中、徐々に平井かすみの手の内が見えてきた。平井かすみの母親は老人ホームに入居中。認知症を患っている。宝城理沙はかすみに言われて、老人ホームの入居者情報(アンケート用紙)を老人ホームに努める介護士の門倉(永岡佑)から手に入れる。理沙は老人ホームの高齢者を仮想通貨詐欺で騙して、1億円を稼いでいた。しかし、門倉は理沙に渡したアンケート用紙を返してもらおうと、理沙宅に行くがそこで、不意に理沙を殺害してしまう。

 高齢者を騙しとった1億円はかすみと理沙で5,000万円ずつ分けていた。理沙の5,000万円は理沙を殺害した門倉宅から発見、残りの5,000万円は、かすみが持っていた。結局、かすみは詐欺容疑として捕り、門倉は殺人犯として捕まった。

 視聴率:12.3%

第四話「私が誘拐しました」

2014年、18年に発生した女子高生殺人事件の容疑者の樫村壮介(今井悠貴)が捕まった。そして、彼の車から一昨日から捜索願が出されていた女子高生の福永真希の携帯電話が見つかった。捜査は、福永真希の捜査が最優先となった。これまでの事件と同じなら、監禁中、飲食なしの状況だ。無事救出するには30時間以内に救出することとなった。そこで、緊急取調室で樫村壮介の取り調べが始まった。

 真壁と菱本の樫村壮介への取り調べが始まった。樫村壮介は姉の茜(松本まりか)と祖母の澄江(鷲尾真知子)と暮らす。両親はすでに自宅の火災で亡くなっていた。しかし、その火災は父を嫌っていたこの姉弟によるものと推測される。しかし、想定外に母親も火災に巻き込まれた。

 取り調べは壮介から始まり、次に茜が疑われた。壮介は姉依存となっている。真壁が姉を利用して、残り1時間となったところで、壮介が自供したが、その場所にはすでに福永真希はいない。茜の仕業だと察知したキントリチームは無謀な策に出る。壮介を利用して茜を脅す。もうすでに時間のリミットは過ぎていたが、真壁が茜を自供させる。そして、無事、福永真希は救出された。

(茜を自供させた真壁)

 しかし、この事件にはさらに真相がある。主犯は祖母であった。娘(壮介と茜の母)を孫2人殺された祖母澄江は壮介と茜を恨んでいた。そして、日ごろから娘の代わりを連れて来いと命令していた。それがエスカレートして、2件の殺人事件と、今回の誘拐が発生したのだった。そして、キントリの強硬な取り調べも大きな問題となっていた。

視聴率:12.6%

第5話「私が隠しました」

(真壁vs昌子)

 今回の事件の捜査作戦名は「ゴースト」。

 弁護士夫婦の妻山下彩矢が失踪。殺人なのか?夫の両親とスープが冷めない距離で住む夫婦。義理母の昌子は専業主婦、義理母は彩矢の上から発言にいつも腹を立てていた。しかし、以外にも夫の翔太が自首をする。この自首は夫なりに考えた母親を自首させるための工作だった。キントリは翔太を聴取しながら、昌子も調べるが、昌子はなかなか口を割らない。そして、昌子が自宅で真壁と1対1の話し合いを提案。昌子が彩矢を殺した経緯を話し始めた。捜査を困惑させるための行動をとるものの、昌子は彩矢が買ってきたカボチャスープの材料のカボチャで彩矢を撲殺し、マンションの隣部屋の空き家の冷蔵庫に遺体を隠したと証言。隣の部屋の鍵を真壁に渡す。

 外で待機していた玉垣らが確認すると、そこには遺体がなかった。実は、彩矢は死んでいなかった。実は冷蔵庫に入れられた後、自力で脱出し、警察病院で身を隠していた。キントリの人たちはすべてを知っていた。ただ、警察内では秘密にしていたことからキントリ捜査のやり方に、今回もまた大きな問題を残すのであった。

視聴率:13.7%

第六話「私が守りました」

(うさぎが誘拐!?)

 うさぎのうさっちが保育園児の西崎凛ちゃんを誘拐。謎から始まった今回の話。父親は階段からの転落死で死亡。警察はうさっちの行へ、母親のアリバイを調べる。キントリが母親を事情聴取すると、母親は買い物に行っていたと証言。真壁と玉垣は凛ちゃんが通っていた保育園も調べに行く。すると、担任の柴田七海(倉科カナ)は休んでいた。そのまま2人は保育園に残り、園児や先生たちの証言を取る。しかし、真壁らに凜ちゃんが補導されたとの連絡が入るのだった。

 容疑者は母親と柴田先生に絞られた。柴田先生の事情聴取で、母親が浮気をしていたことを知る。そして、事件の当日も浮気相手に会いに行っていたことが分かるが、これで母親のアリバイは成立。

 その後、突然、柴田が凜ちゃんの父親を殺したのは自分だと自供し始めるのだが、真壁はその自供を信じられない。真壁はもう一度事件を見なすために、事件現場に行くが、そこで、疑問が解けた。再び、柴田に事情聴取を行う。柴田がかばっていたのは凜ちゃんだったのだ。父親の死は凜ちゃんがパパに仕掛けたいたずらが原因で、凜ちゃんはそれに気が付いていない。凜ちゃんにそれを隠し通すために、柴田は自分がやったと自供したのだった。5年前、柴田が務めていた保育園で起きた乳児の死亡事故の記憶が柴田をそうさせたのだった。

視聴率:12.7%

第七話「私が試しました」

(現実に気づかされ画然とする佐知恵)

 元夫の坂本彰夫を殺害したとして、宝石販売店の社長伴佐知恵(大久保佳代子)47才が自首してきた。イケメン販売員を登用して、業績を伸ばしている販売店だ。その社長の取り調べをキントリが担当する。

 事情聴取でも流暢に話す佐知恵。証拠写真まで持ってきていた。佐知恵は若杉純24才と結婚する予定だと話す。若杉はすべてを理解して、自分と結婚してくれるという佐知恵。これにキントリは不信に思う。しかし、供述に問題もなく、犯人は佐知恵で間違いないと真壁は判断するが、磐城刑事部長の思惑があり、さらに事情聴取を続けることになる。

 いつもの飲み屋「しんじ」でキントリの人たちが酒を飲んでいると、こぼれた酒を見て、ふと玉垣が証拠写真の違和感に気が付いた。それを皮切りに真相解明に力を注ぐことになった。

 婚約者の若杉を洗い直すと、辻野静香(27才)が浮上する。若杉は辻野との婚姻届けを持っていた。若杉は佐知恵と結婚する気はなかった。その婚姻届けを事情聴取している佐知恵に見せると、若杉を信じようと努力した佐知恵の顔は固まった。

 その後、佐知恵は真相を話す。佐知恵が坂本の頭部をダンベルで殴ったことは事実。しかし、坂本と若杉はグルになって佐知恵から金を騙し取る手はずだったが、坂本が若杉を脅しかけた時に、若杉は坂本の頭部をダンベルで殴り殺害した。佐知恵は若杉と結婚するために身代わりとなって自首したということだ。

 しかし、若杉に裏切られた佐知恵に罪をかぶる必要はなくなった。だが、佐知恵は悲しい現実を突きつけられた48才の女性となるのだった。

視聴率:12.9%

第八話「私が作りました」

(不要扱いされた3人の場所)

 アヘッドプラスエージェンシー社長の宇佐美友香が昼休み中に社長室で殺害された。現場からはノートパソコンとIDカードが無くなっていた。この事件でキントリは初動捜査に行くよう指示され、捜査一課の監物の下で捜査をする。しかし、キントリの方が上手なのでキントリの指示で監物が動いているように見える。

 元クリエイターのアーカイブ室室長の木崎勝則(橋本じゅん)、人事部の梅田信吾(三宅弘城)、営業の橋下拓海(入江甚儀)の3人が被疑者として挙がった。キントリはエレベーターのカメラからパソコンを持ち出したことが判明した梅田を追い詰めようとするが梅田の巧みな話術に翻弄される。捜査を進めるうちに、少しずつ梅田のほころびが出るのだが、どうしても梅田を崩せない。キントリは方向を変えて、木崎を落としにかかるのだが、そこには心痛い話が隠されていた。

 木崎は59才で、60才の定年まであと2日。木崎はこれまで会社に貢献してきたクリエイターだったが、会社の方針でアーカイブ室に追いやられ、会社に自分の能力を発揮する場所を奪われた。同じように、梅田と橋下も会社によって自分の居場所が奪われた身であった。木崎はアーカイブ室に異動後も会社の冷遇に会うがじっと耐える。そんな時に、同じように冷遇を受けていた梅田と橋本を励ます役目となっていた。彼らの居場所は昼休みのアーカイブ室だけとなった。

 そんな木崎が社長から叱責を受け、カッとなって社長を殺したのだった。梅田と橋本は木崎をかばうためにキントリの捜査をかく乱していた。

 キントリの人たちもこれから居場所がなくなることに不安を抱いており、この3人の気持ちが心に刺さるのだった。

視聴率:12.8%

第九話「私が救いました」

(事情聴取を受ける美亜)

 キントリ最後の捜査になる今回の事件は、医大生が同じ医大生を殺害した事件だ。被害者は田山修二、被疑者は藤井卓生(19、坂東龍汰)である。しかし、藤井は別件で起訴された北山美亜(21、吉川愛)とSNSで連絡を取り合っていた。美亜は高校の同窓会で3人を毒殺していた。

 この2つの事件がどこで繋がっているのか、キントリは捜査をする。すると2人の接点が見つかった。2人は3年前の尾鷹山いざなみ沢での豪雨での土砂崩れ災害で救助された8人のうちの2人だった。当時、地元の小学校の校長先生だった染谷巌(吉田剛太郎)が救助の中心となっていた。

 真壁たちは染谷に会いに行った。小学校はすでに閉鎖され、染谷は旧校舎を使って、キャンプを通じ命の大切さを子供たちに教えいてた。

 当時の話になり、染谷は災害の際に妻と教え子の女性2人を亡くしていたこと話した。妻と教え子は救助の順番を藤井と美亜を優先させて、自分たちは災害に巻き込まれて命を失った。

 真壁たちは当時の災害の様子を聞き、一度は戻るが、真壁は再び、山登りをしていた梶山管理官とともにいざなみ沢を調べにいく。途中、春さんの説得で美亜の事情聴取をすることが出来ることになったとの連絡を受けて、真壁が先に署に戻る。真壁と別れた梶山はその後も1人で捜査を続け、染谷の家に行った。

 署に戻った真壁は美亜の事情聴取にあたる。美亜と藤井の関係についてはかなりわかってきたのだが、美亜の口ら、同級生3人の毒殺について、染谷に関係あることを聞く。

 一方、梶山は染谷の家や、森で不審な点にいくつか気が付いた。梶山は染谷と別れ、今から署に戻ると連絡をしたものの、そこから連絡が取れなくなるのだった。

 その時、真壁は事情聴取で美亜にすべてを話して欲しければ、土下座するように迫られる。キントリ最後の事件として、どうしても早期解決をしたい真壁はどうするのか。話は次回へと続く。

視聴率:12.9%

第十話「私がやりました」

(梶山管理官救出)

 北山美亜と藤井卓生の事件が染谷巌と繋がっていく。そんな中、梶山管理官が行方不明となる。最後に連絡があったのは染谷の家から帰る途中だった。

 真壁は北山美亜の事情聴取を進める。なぜ、同級生を3人毒殺したことが染谷と関係があるのか。そして、北山美亜は同級生を殺すつもりはなかったと過失致死を真壁に主張する。毒物事件を起こすことで、染谷を転落させた事件を警察沙汰にさせないように脅したのだった。

 真壁はもう一度染谷から話を聞くため、染谷に電話をすると、明日は東京に来ているとのことで、警視庁で話をすることになった。その間、梶山管理官のGPSは東京へと移動していた。

 次の日、梶山管理官のGPS信号が新宿を示していた。ここまでくると、明らかに不自然、警視庁はスマホをゴミ箱で見つけると梶山管理官の捜索が始まった。捜索は磐城刑事部長を中心に進められ、キントリは藤井と北山の事件を優先するため、染谷の聴取を行う。キントリでは染谷の聴取を取りながら、梶山管理官の行くへについても冷静に考える。

 梶山管理官が最後に会った人間は染谷、場所はいざなみ沢と考え、Nシステムを調べると染谷の車は昨夜、東京に向かっていたことが分かった。玉垣は発見された管理官のスマホの中にあった写真画像の解析をする。そして、写真に写っていた夾竹桃を見つけたのだ。夾竹桃には北山が使った毒物であるオリアンドリンが含まれている。他にも染谷の行動から不審なことがでてくる。

 春さんはピンときた。磐城刑事部長にいざなみ沢を捜査するように言うと、いざなみ沢の崖の下で梶山管理官が発見された。管理官が見つかると、捜査は染谷の家へと向かった。家からは田山を殺害したと思われるカルビナナイフが見つかった。

 事件の謎がどんどん解明していく中、染谷は被害者から被疑者へと変わっていた。染谷は3年前の土砂崩れの1時間前に教え子の悲しむはるかを抱きしめていた。それを、美亜と藤井に見られたところからすべてが始まった。

 偶然、その日大雨が降り山小屋に取り残された8人を助ける事となった。しかし、はるかを抱きしめていた場面を見られた美亜に脅迫されているように思ってしまった染谷は大切にしていた妻とはるかより、藤井と美亜を優先して助けてしまった。結果、土砂崩れが起きて妻とはるかを失った。

 3年後、藤井と美亜に会って転落させられ、毒物事件まで起こした2人を許せなくなった染谷は藤井を殺そうとしたが、間違って田山を殺してしまった。藤井は染谷が自分のことを殺しに来たと思い、警察では怖くて何も言えなかった。結局この事件は、染谷は田山を殺し、北山は同級生を毒殺し、藤井はその毒を精製した。最後に、染谷は自殺を図ったが、真壁達に説得させられ逮捕された。

 北山美亜と藤井卓生、染谷巌のそれぞれの思惑が重なって、複雑に絡み合った事件だった。これでキントリ最後の事件は解決した。しかし、磐城刑事部長は上にかけあうといってくれた。内示が出たが、内容は明かされずにドラマは終わった。キントリはどうなるのでしょうか。

視聴率:13.6%

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