いだてん 第13話

ドラマの楽しさ教えます

 NHK大河ドラマ「いだてん」、第13話まで。熊本弁「ぎゃん」「とつかむにゃ」の金栗四三の面白さとスナオさが魅力。中村勘九郎の演技にハマってしまう。

オリンピックに向けて

 主人公の金栗四三(中村勘九郎)が熊本で生まれ、1912年のストックホルムオリンピックに三島弥彦(生田斗真)と出場する。

(金栗四三)

 金栗四三は幼いころから体が弱ったが、地道に走ることで強靭な体を手にいれた。勉強もでき、大学では東京の東京高師へと進学する。東京講師には憧れの柔道の父と呼ばれた嘉納治五郎先生(役所広司)がいる。四三は幼いころ一度、嘉納治五郎に一目会おうと父と出かけたが会えずじまいだった経験を持つ。

 一方、嘉納治五郎は日本がオリンピックに初参加するための選手選びの大会を開催しようとしていた。急遽、成田に運動場を作り、オリンピック出場をかけた戦いが行われた。

 短距離では元警視総監の父を持ち、兄には日本銀行総裁の三島家の御曹司、三島弥彦が圧勝し、今日距離では無名だった金栗四三が世界記録で優勝。この2人が日本代表となって、ストックホルムオリンピックに行くのだった。

日本初参加のオリンピック

 ストックフォルムまで約2週間の旅だった。オリンピック会場は雄大なスタジアム。2人は興奮したのは言うまでもない。ただ、そこに嘉納治五郎はいなかった。彼は、東京から電車に乗れなかったのだ。一応、治五郎は東京高師の校長先生。出国には結構手続きがあったようで、本人は一緒に行きたかったが、他の人たちに止められてしまった。

 治五郎不在の中、四三と弥彦には監督として大森兵蔵(竹野内豊)と世話役として妻の大森安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)が帯同した。しかし、兵蔵は体を壊し、四三と弥彦の練習にはほとんど付き合えていなかった。そんな中、日本での短距離走では負け知らずの弥彦が、西洋人相手に全く通用しない。100mの持ちタイムも1秒以上遅れていた。

 四三は世界記録保持者として記者からもインタビューを受けているのに対して、弥彦は見向きもされない。弥彦はかなり精神的に追い込まれた。その中にようやく、嘉納治五郎が2人の宿舎に到着。状況をは合いくしていない治五郎だったが、持ち前の思い切りで、その場を収める。そして、開会式のプラカードの国名をどうするか。と議論したが、四三の強い要望「にっぽん」と外国の方にも読める「アルファベット」を考慮して「NIPPON」となった。後のオリンピックに大きな影響を与えた一幕だった。

 オリンピック開幕。日本は旗手は三島弥彦、プラカードは金栗四三がもって、グランドを歩いた。日本初参加のオリンピックが開幕したのだった。

 三島弥彦は100m、200m、400mに出場したが、いずれも惨敗。日本人の達距離適性のなさを痛感するのだった。彼のプライドは打ちのめされたが、彼は晴れやかにオリンピックを終えた。一方、四三はマラソンに参加するも、暑さのため、熱中症になり、途中棄権。日本が初参加したオリンピックは、苦い結果となったが、2人の残した爪痕は後の日本オリンピックにつながるのだった。

(オリンピックを終えて晴れやかな3人)

ストックフォルムでの四三のあだ名は「forty-three」(フォーティースリー)でした。

四三を取り巻く人たち

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