絶対正義~その女正し過ぎる~ 終

ドラマの楽しさ教えます

 ルールは守らなければならない。友達が間違ったことをしていたら、正してあげないと。これが、正義をもって友達を守る主人公の高規範子。名前の中に「規範」という文字。規範とは行動や判断の基準。高規範子は正しい判断と行動をする女。範子の母は、自分を追いかけ、赤信号を無視して横断歩道に入り交通事故で亡くなった。ルールは守らなければ、悲しみのあまり、範子の絶対正義が始まった。

(オープニング)

登場人物

<範子の友達(家族)>
高規範子(山口紗弥加):母の死をきっかけに正義を貫くことに
西山由美子(美村里江):生活が苦しい主婦
理恵・ウィリアムズ(片瀬那奈):インターナショナルスクールを経営
今村和樹(桜井ユキ):フリージャーナリスト
石森麗香(田中みな実):女優

5人の家族

 範子の母は赤信号を無視して、交通事故で亡くなった。その後、範子が転校した高校で、4人と出会い友達となった。4人とも範子によって助けられた。由美子は痴漢から、理恵は窃盗容疑から、麗香は妊娠の悩みから、和樹は風紀検査で助けられた。そして、5人は家族。この言葉が、範子の行動に拍車をかけるのだった。

33才

 高校を卒業し5人が再会。それぞれ悩みを持ちながら生活をしていた。そこへ範子が乗り込んでくるのだった。由美子は夫との不仲そして、離婚、子供の親権争い。理恵は会社の不正会計、不妊治療。麗香は不倫。和樹は本の出版。それぞれの中に、正義と悪が混在する。友達を助けようとする範子なのだが、範子は正義だけを認め、悪を認めない。小さな悪も絶対に許さない。範子の正義は人をも殺す。範子は正義を貫くことだけが友達のためだと行動し、その結果、友達からひどく鬱陶しがられていく。

範子の死

 高校卒業の時、5人は卒業記念の写真を撮った場所(崖)に、15年後に集まる約束をしていた。範子は卒業してから毎日カレンダーに「×」印をつけ楽しみにしていた。そして、その日がついに来た。だが、そこには範子の正義によって高校教師を解雇された元高校担任の矢沢がいた。矢沢は範子に復讐しようとするが、範子に勝てない。そこで、矢沢は範子が大切にする友達4人を殺そうとしていた。しかし、逆に範子が矢沢を殺してしまった。

 そこへ現れた4人。血まみれの範子を見て驚いたが、何があったのか聞けない。範子は何もなかったかのように、写真撮影をするが、撮影後矢沢を殺したことを4人に告げる。範子は自首してもみんなを守るというが、4人は、もう範子に纏わりつかれたくない。結局、4人は範子を崖から落としてしまう。

38才、4人の犯罪

 範子が崖から落とされて、5年。4人は範子の殺害を秘密にし、夫は範子を失踪としていた。だが、範子の子供の律子が動いた。夫は新な妻に殺されたのだが律子の誘導があった。さらに律子は母の腕時計に仕込まれていた動画を手に入れていた。4人はパーティーに呼ばれ、その場で範子殺害の動画を公開されて警察に捕まっていまう。律子の正義の鉄槌が始まった。

45才、5人

 刑務所に入り7年後、4人は出所したが、そこには律子が待っていた。4人とも律子の別荘に集められる。そこでも、律子は正義の鉄槌を4人に下そうとする。しかし、そこへ一命を取り留めて入院していた範子がやってきた。範子は娘の律子のゆがんだ正義を正す。範子と律子の共通点は、理解できない事が起きたら頭の中が「?」。テレビ画面も「?」となる。律子は範子が言っている事を理解できない。

(律子の頭の中の「?」)

 そこには、以前の範子とは違った正義があったのだ。4人はそれを新しい正義と呼んだ。口論の末、律子は別荘から出ていった。それを追いかける範子。そして、律子が横断歩道の向かいにいる。信号は赤。

どうする範子。範子は思わず信号を無視しようとするが、車が来た。範子の母はこの場面で亡くなったが、交差点に入りかけた範子は由美子に助けられた。そして、範子は警察に、4人はそれぞれの生活に戻るのだった。

私の感想

 「範子の正義は人をも殺す。」これは和樹が言った名台詞。正義の象徴「テミス像」そのものである。オープニングにもテミス像が出てくる。

(テミス像)

「剣なしの秤は無力、秤なき剣は暴力」テミスの信念である。裁判所にある像。剣と秤は使いようと言うことで、両方とも人のために使ってほしいものだ。

 このドラマでは赤信号が1つのキーとなる。小さなことだが、こんなドラマにつながるとは侮れない小悪だな。些細なことにも注意しておかないと大事になるな。と思わせるドラマだった。

「ちょうどいい正義」と「ちょうどいい悪」がいいのだろう。

 

 

 

 

 

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