後妻業 終

ドラマの楽しさ教えます

 後妻業とは、妻を亡くした高齢男性に正式もしくは内縁の妻となり、男性が死亡後、財産を正当に頂く仕事。家族と疎遠になり、生きる希望を失くした資産を持つ高齢者が狙われやすい。このドラマではブライダル微祥が表向きは結婚相談所、そして裏稼業として、後妻業を営んでいた。

(オープニングタイトル)

登場人物

<ブライダル微祥>
柏木亨(高橋克典):ブライダル微祥の社長、後妻業の元締め
武内小夜子(木村佳乃):柏木のバディ、後妻業のエース
黒澤博司(葉山奨之):小夜子の弟、実は息子、刑務所帰り、無職

<中瀬サイド>
中瀬朋美(木村佳乃):父親が小夜子の手に落ち、小夜子に復讐する
本多芳則(伊原剛志):元大阪府警マル暴、朋美の同級生
橋口健太郎(平山祐介):現大阪府警マル暴、本多の元後輩

後妻業の仕事

 後妻業がやるべきことは、遺書を書かせてそれを公正証書にする事。公正証書とは公証人法に基づき、法務大臣に任命された公証人が作成する公文書です。 このドラマでは、新井欽司(河本純一)行政書士がブライダル微祥から多額の依頼金を受けて、公証人となっている。 「公正証書」には証明力があり、執行力を有しており、安全性や信頼性に優れています。

 後妻業は詐欺とは違って、合法的に進められるので、なかなか法で裁けない。だが、大事なことは、結婚相手に早く亡くなってもらわなければならい事。亡くならない事にはお金は手に入らない。早くお金を手に入れて次のカモを探さなければ商売にならない。そこで、犯罪が起きる可能性がある。

 

物語のはじまり

 朋美の父親の中瀬耕造が小夜子と結婚式を挙げる。すべてはここから始まった。


 構造には嫁いだ長女の尚子(濱田マリ)と次女の東京で建築設計事務所を経営している朋美がいるが、2人とも耕造とは疎遠になり気味。構造がブライダル微祥に余生を共に過ごす伴侶を求めに登録してきたところで、柏木の目に留まり、小夜子が近づいてきた。そして、間もなく耕造は亡くなり、朋美は父親が小夜子と結婚し公正証書も書かれていたことに不審に思う。興信所に相談しすることにして、そこで同級生だった元大阪府警の本多と出会う。ここから「朋美&本多」vs「小夜子&柏木」の駆引き、バトルが始まるのだった。

物語の展開

舞台はブライダル微祥がある大阪と朋美の設計事務所と自宅がある東京を行き来する。

(ブライダル微祥と大阪のツインタワー)


(朋美の事務所がある東京)

 はじめは、父親の財産を小夜子に奪われた朋美が、財産を返してもらうことが目的だったが、物語が進むについれて様相は変化していく。

 物語の途中では朋美にとってお金なんかどうでもいい、小夜子に負けたくない。と心境が変わる。終盤になると朋美は小夜子の生い立ちを知り、小夜子も朋美の状況を知り、お互いの心が近づいていく。

 本多は大阪府警時代の後輩である橋口の助けを借りて、柏木&小夜子を追いつめる。その間に柏木&小夜子は次々と後妻業を営んでいく。

 柏木、小夜子、朋美、本多の関係はどんどん近づいていく。この4人の関係が一気に破綻する出来事が待ち受けているのだった。

舟山組登場

 柏木と小夜子がターゲットにした舟山喜春(中条きよし)が質の悪い詐欺師だった。それに気づかず、小夜子は舟山に心魅かれる。柏木から舟山が詐欺師だと忠告を受けても信じられない。しかし、舟山からお金を貸してくれと言われ、小夜子の目が覚めた。舟山はお金を出さない小夜子に暴力をふるって帰っていった。その後、小夜子から連絡を受けて駆け付けた柏木が、舟山に小夜子の仕返しをしたことから、息子の暴力団舟山組が登場する。

5人の大作戦

 柏木は舟山組からは父親の慰謝料として3,000万円要求され、本多からは犯罪の状況証拠を揃えられ、そのすべてを書いた手帳を3,000円で買わないかと持ち寄られる。この状況の下、柏木は博司を使って、舟山の薬物取引の証拠写真、舟山組が属する親暴力団が対立している暴力団に出入りしている写真を手に入れた。

 ここで、柏木が動く。柏木&本多&橋口&小夜子&朋美で、舟山組から1億円を奪い、舟山組は大阪府警に逮捕させる作戦を企てる。お金は5人で山分け、警察は薬物取締のルートを潰せるので「win win」となる。

<作戦>
1.柏木が舟山組に写真を1億円で買うように交渉し、ある倉庫に呼び出す。
2.その倉庫には本多が取りに行く。
3.本多と舟山組が話をしている間に橋口が警察を連れて突入。
4.本多はその間に柏木が待つ倉庫外の車に乗り込み逃げる。

そして、見事作戦は成功して、クルーザーに5人そろって、物語が終了する。

私の感想

 ドラマ最後の柏木の作戦の解説が見事。この終わり方は最高。実はこの作戦の最後で小夜子は博司に殺されてしまう。博司は柏木を呼んで、柏木の指示で、死んだ小夜子をトランクに入れ運び出した。

(小夜子をトランクに入れる博司と柏木)

<クルーザーでのこの作戦の解説>
1億円を手にした本多が朋美と2人でクルーザーにいる。これは分かる。
そこへ、以前から中瀬サイドにいた橋口が登場。橋口が絡んでいたことを私は知る。
次に、なぜが柏木も登場。柏木が企てた計画だと私は知る。

(4人で乾杯)

でっ、そこで、死んだはずの小夜子が登場。死んだのも柏木と小夜子の演技と私は知る。

なんと、最後は5人そろってハッピーエンド。そして、博司は小夜子と柏木から自立。

仰天の展開に、このドラマを見た甲斐が急上昇。木村佳乃と高橋克典の大阪弁も今となってはこのドラマにピッタリだった。

 

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