ハケン占い師アタル 終

ドラマの楽しさ教えます

 子供の頃から天才少女とよばれ、母親の的場キズナ(岩麻由美)とともにメディアにも出演していた的場中(アタル、杉咲花)が、占いから逃げ出した。

 アタルは自分を探す母親から逃げるように、普通の生活を求めて、イベント会社のシンシアイベンツの制作Dチームに派遣社員として就職した。目立たず、普通に暮らすことを望んでいたアタルだったが、この職場には問題を抱える人たちが、目標もなく、チームもバラバラで仕事をしている。アタルは使いたくない、自分の能力を使って、仲間の問題を解決していく。

 どんな仕事を頼まれても「よろこんで!」と笑顔で答えるアタル。事あるごとにスマホで記念撮影する姿はこのドラマの定番だ。

【ドラマの展開】

アタルが悩める人たちの心の問題を解決していく。
第1話では、現状に固執し、決断できない神田和美(志田未来)。
第2話では、悩める元気だけのコネ入社の目黒円(間宮祥太郎)。
第3話では、言い訳ばかりして前に進めない品川一真(志尊淳)。
第4話では、過去の功績にすがる口の悪い上野誠治(小澤征悦)。
第5話では、人に無関心で自分本位な田畑友代(野波麻帆)。
第6話では、何でも引き受ける大崎結課長(板谷由夏)。
第7話では、社長のご機嫌伺をする代々木部長(及川光博)。
第8話では、金儲け占いをする母親の的場キズナ(岩村麻由美)。

みんな、仕事だけでなく私生活にも問題を抱えて、潰れそうになった時、アタルの占いで助けられた。

【的場中(アタル)の能力】

【アタルの心の目】

 アタルは人を見て、人の心に入る。人は誰しも過去の生き方があって、今がある。今直面している問題には、過去の影響が大きい。アタルは過去を見て、問題点や考え方の修正を提案する。

相手の考えが分かる

 人が心で思っていることもすべてわかる。職場の人たちはもちろん、通りすがりの人たちが思っている事、考えている事がすべてわかる。本来は聞こえないはずのスマホで話をしている人の相手の言っていることも分かる。

未来も分かる

 占い師だから当然なのだが、未来も分かる。最終回では制作Dチームのメンバーの未来を告げ、アドバイスする。神田には目黒からの告白を断り元カレと結婚すること。目黒は神田にフラれるが新しい恋が始まる(目印はピンクの物を持つ人)こと。品川は伝説のイベントを成功させること。上野と田畑はお互いの思いを相手に伝えのが最良のこと。大崎課長はシンシアイベンツの社長になること。そして、代々木部長は会社を辞め、元同僚と会社を立ち上げること。未来のために今やるべきことをみんなに伝えた。

【アタルのサングラス】

 占いを辞めることを決意し、人の心を見ないために、サングラスをかけて登場したアタルだったが、仲間のために、幾度となく占いをする事になり、サングラスを外す機会が多いアタル。毎回これが最後の占いと思って、占っていたのだが、最終回で自分の考えが間違っていたことに気づく。

 自分に出来ることは何か?やるべきことは何か?と考えて、出た結論は「自分は占いで人の役に立つ」ということ。代々木部長の言葉だが「運命から逃げて、運命に気が付く」とはアタルにピッタリ。

 そして、毎回、清掃員にごみを捨てるシーンがあるのだが、第8話では鳥かご、最終回ではとうとうサングラスを捨てるアタルだった。

【占い料金は未払いのまま】

 アタルの占い料金は1回10万円(質問は3つまで)。誰も支払うことなくドラマは終わった。母親の占い料まで含めると80万円になる。あってないような料金設定なので、どうでもいいのだが、アタルはそれ以上の事を経験できたはず。人生はお金では買えない。

私の感想

 アタルの力によって、制作Dチームが一つになっていく。チームの団結力が上がっていくのがよくわかるドラマだった。結局、アタルは占い師に戻るのだが、これまでとは気持ちが違う。最後に「ハケン占い師アタル」が誕生したのは、綺麗な締めくくり。

 占いで人を救うことが出来るんだな。と言うか、占いの域を超えているアタルの能力に驚きが隠せない。アタルは本物の能力者なので、やはり普通の人にはなれないんだな。

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