メゾンドポリス 終

ドラマの楽しさ教えます

出演者はベテラン勢がたくさん登場。
 シェアハウスのオーナーは元警察幹部の伊達有嗣(近藤正臣)。
 ハウスの管理人で料理担当の元中野東署警務課議長代理・警部の高平敦彦(小日向文世)。
 柳町北署に多くの後輩を持つ元柳町北署刑事課・警部補の迫田保(角野卓造)。
 化学捜査に命を懸ける元警視庁科学捜査研究所・第一法医課課長の藤堂雅人(野口五郎)。
 雑用係の熱血行動派、元警視庁捜査一課・主任・警部補の夏目惣一郎(西島秀俊)。
 この5人がメゾンドポリスに住む元凄腕の警察官だ。

 そして、この5人をまとめるのが、唯一の現役警察官柳町北署新米の牧野ひより(高畑充希)である。
 さらに、ハウスの謎の三河屋の瀬川草介(滝星涼)の動きが最後のカギを握る。

ドラマの展開

 警察ではないメゾンドポリスの人たち。しかし、正義感は警察以上。この正義感をもって、数々の事件を解決していく。初めは頼りなかった牧野刑事も、夏目たちと事件を捜査・解決することによって、たくましく成長していく。

 ドラマの軸となる事件は高遠建設の社員が自殺した3年前の出来事。夏目はこの件により警察を辞職した。そして、牧野刑事の父親も高遠建設の社員で突然自殺した。当時警察の上層部から自殺の追及はしないよう指示が出で、捜査は自殺と断定して、打ち切りとなった。牧野刑事は父親の自殺についても疑問を持っていた。伊達も藤堂もこの事件に不信を抱き続けてきた。

 この高遠建設の真相を探りながら、メゾンドポリスの5人の個性的な力で数々の事件を解決していくのだった。

高遠建設社員の自殺の真相

第9話

 高遠建設は警察幹部の天下り先、犯罪を隠すために、警察にも手を回す。その高遠建設の黒幕は元警察の野間(佐野史郎)。野間は警察とも太い人脈を持ち、高遠建設に天下ってからは、非社会勢力とも癒着する。野間は私腹を肥やすためには人を簡単に殺す。高遠建設の役員になってからは、自分の手は汚さず、非社会勢力を使う。絵にかいたような悪党だ。

 メゾンドポリスと牧野刑事は野間の悪行の証拠をつかむために奔走するが、どうしてもつかめない。逆に牧野刑事たちは、野間によって、怪我を負わされたり、事件や犯罪にハメられてバラバラになり。シェアハウスも爆破される。

第10話(最終回)

 バラバラになった牧野刑事たちだが、心の底から湧き出る熱意によって復活する。夏目は逃走しながら高遠建設社員の自殺の真相を追いかけ、その間に他のメンバーもシェアハウスに集まってくる。みんなが諦め悪い高齢者。そして、牧野刑事たちは野間の自供を得るための芝居に打って出る。野間をシェハウスにおびき寄せ、野間に勝利を確信させた。

 芝居の最後を締めくくったのが、三河屋の瀬川草介、なんと彼は警察を監視する警察官(公安)だった。シェアハウスに盗聴器を仕掛けて、監視していたのだった。牧野記事は瀬川の行動を信じて芝居を仕掛けたのだった。

 野間が自分の勝利を確証して、牧野刑事の父親は自分を殺したと話をしたところで、瀬川がSWATを突入させて野間を確保。これで、高遠建設社員3人の自殺が他殺であることが明らかとなった。牧野刑事の作戦は的中。すべての謎を解いた。

それでも最後は

 夏目は無理な捜査があだとなって、牧野刑事に捕まることとなり、メゾンドポリスが解散したかと思われた。しかし、時が過ぎ、夏目は釈放され、メゾンドポリスの5人は捜査一課に配属となった牧野刑事の事件現場にさっそうと元気な姿で現れた。なんと5人には牧野刑事にぶら下がって、捜査一課が扱う事件を解決したい気持ちに溢れていた。何とも、強く逞しい高齢者。

(再び現れた5人)

(5人に驚き、唖然の牧野刑事)

私の感想

 最後2話の展開が、最高だった。野間によってバラバラになったメゾンドポリスの人たちが自分の正義のために行動し、ボロボロになったシェアハウスに再び集まる。悪には屈しない最強の人たちだ。

 最後に高平さん(自称射撃の名手)が正当防衛を主張して、野間の右肩を打った。明らかなまぐれ当たり。でも、主役とは少しずれた高平が締めくくったのは意外でした。意外は見ている私を楽しませてくれるので大歓迎。「正当防衛でぶっ放したかった」と高平が動揺しながら言ったセリフもぴったり。

 演技派ぞろいの楽しいドラマでした。

コメント