さくらの親子丼2 終

ドラマの楽しさ教えます

【ハチドリの家】

 問題を抱える子供たちをほっとけない九十九さくら(真矢みき)が子供シェルター「ハチドリの家」を舞台に、子供達とともに問題を乗り越えていく。ハチドリの家には8人の子供たちが暮らすが、原則として、2ヶ月で退所する規則となっている。子供たちの問題とは親子関係のもつれ、犯罪が主である。

 ハチドリの家は三谷法律事務所の三谷桃子(名取裕子)が中心となり、弁護士の川端哲也(柄本時生)、ホーム長の鍋島真之介(相島一之)が運営している。そこへ、臨時の調理担当として、さくらが雇われた。

【問題を抱える子供たち】

古井戸貞子(井頭愛海)は妊娠中で記憶喪失の状態で保護された。

小宮山歌(祷キララ)は病院長の父親の過度な期待に応えられず虐待を受けていた。

新城由夏(岡本夏美)は傷害致死事件を犯している。

白鳥マリア(日比美思)は義父からの性的虐待。

井口茜(柴田杏花)は実の母親からの暴力。

藤島玲奈(尾碕真花)は母親の借金返済のため風俗店で働かされていたが、店の売り上げを盗み逃げ込んできた。

中里拓士(浦上晟周)は性同一性障害で悩み続け居場所がなくなった。

大豆生田香(塩野瑛久)は傷害事件で少年院に行ったが、現在、仮出所。

【内容】

 毎回、子供たちの問題をさくらは乗り越えていく。問題を抱える子供たちは普通の考え方や、精神状態ではない。さくらの理解を越えた行動をとる子供や、その環境の中にいる大人たち。子供だけが悪いのではない。さくらはそれを理解しながら子供たちを成長させ、自分も成長する。

 親という理由だけで子供を大切にするかどうか。子供達とさくらの間で大きく考えが異なるところだ。親に裏切られ続けてきた子供に、親を信用させることは難しい。子供たちは日々成長し、最後は自分の力で生きる選択をしなければならない。

 最終回では、それぞれの子供たちが、それぞれの生き方を選択し、歩んでいく。貞子は一度は手放した子供を取り戻すことを決意し、詩は東京大学法学部に進学。由夏はハチドリの家を去るさくらとともに九十九堂へいく。マリアは母親が離婚し先へ進む。茜はアイドルを目指し、玲奈はハチドリの家に留まる。拓士は女装バーで働き、香は妹のために保護観察中に補導され、残念ながら少年院へ戻こととなった。子供たちはそれぞれ歩み始めて、物語は終わりとなる。

【感想】

 最終回で川端弁護士が未来は子供たちが作るものと言っていたが、その通りである。子供の成長には、環境が大きく影響する。未来に向かって進もうとする子供たちと、卑屈な性格になってしまった子供たちを支えるさくら、川端弁護士の子供達への愛情が凄く感じられたドラマだった。悩める子供たちには、受け止める大人が必要なのだ。と感じた。

コメント