下町ロケット新春特番

ドラマの楽しさ教えます

 2018年秋に放送された下町ロケット2の続編。中小企業連合が開発したダーウィンvs大企業の帝国重工が開発したラウンドクロウの対決だ。まず、ダーウィンプロジェクトの主メンバーであるダイダロスの重田登志行(古館伊知郎)とギアゴーストの伊丹大社長(尾上菊之助)は積年の恨みを晴らし、帝国重工の的場取締役(神田正輝)を追い込み帝国重工を辞任させた。重田と伊丹は的場への恨みを晴らしたが、目標を失い、落胆する。

 この時、ダーウィンは農家からのクレームが殺到した状態だった。ギアゴーストが提供するダーウィンのトランスミッションに不具合があったのだ。しかし、その対策には佃製作所の特許が必要になる。伊丹は過去に佃航平(阿部寛)を裏切り、現佃製作所の元部下だった島津裕(イモトアヤコ)も裏切っており、佃製作所から特許の使用許可の承認が得られない状況であった。

 そんな中、元佃製作所経理部長の殿村直弘(立川談春)が住む燕市に台風が来る。ここで、帝国重工の無人コンバインが大活躍。7台の無人コンバインが台風被害から殿村とその友達の農家を救うのだった。このコンバインが凄い、私もドラマを見ていて驚いた。

 この一件で、佃とその部下たちは技術の使い方を再認識する。困っているのはライバルではなく、ダーウィンを買った農家であることに気づく。帝国重工の財前(吉川晃司)もまた農家を助けることが自分の信念であり、日本を救うことがロケット打上げ計画のヤタガラスの信念がであり、帝国重工が求めるものだと気が付く。

 財前はトランスミッションの特許技術をライバルのダーウィンに提供することを自分の進退をかけ帝国重工の役員会議で承認を請う。役員が反対する中、藤間社長(杉良太郎が)が承認する。何とも、かっこいい社長である。そして、制御システムの開発者の野木博文(森崎博之)、佃製作所、帝国重工の同意がそろい、特許をダーウィンプロジェクトに提供することとなった。

 

 モノづくりがテーマとなるこのドラマ。恨みではなく、人の役に立ちたいという思いを原動力として開発するのが本当の技術者である。ビジネスは否定しないが、物作りの原点は技術の探求心であること、その技術の使い方をこのドラマはいつも伝えてくれる。今回の特別編では感動というより、技術のすばらしさを教えてもらった。

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