競馬のレースプログラム -8話-

競走馬の足跡~世界の競馬~
競走馬の足跡

 全く競馬を知らない人は、毎週競馬が開催され、単なる賭けだと思ってしまうでしょう。しかし、競馬は単なる賭けではないのである。競馬は人の道楽で始まったのだが、馬が人の生活や古くは戦いの戦力として、使われていたことが根っこにある。身近にいた優秀な馬同士を競争させ、馬の能力を競うことが、馬の持ち主のステータスとなっていた。馬には年齢、牡馬、牝馬、距離特性など多くの要素があるので、それぞれの区分けにより、多くのレースが開催される。
 まず、目指すところは3歳馬だけが出走できるクラッシックレースと呼ばれるレースだ。今の日本でいうなら、牡馬は皐月賞(2000m)、ダービー(2400m)、菊花賞(3000m)、牝馬は桜花賞(1600m)、オークス(2400m)、秋華賞(2000m)である。牝馬は、皐月賞、ダービー、菊花賞に出走することも可能だが例は少ない。
 これらの、レースを見据えて、トレーニングを行い、2歳から新馬戦などに出走する。そこで、各クラッシックレースが始まるまでに、好成績を残した馬だけが、各クラッシックレースへの出走権を得る。この中で、最も栄誉と言われるのが、ダービーである。ダービーはイギリスで始められ、今では多くの国で開催される。日本でもイギリスのレースプログラムを参考にクラッシックレースが開催された。
 ダービーという言葉は競馬以外にも使われるほど、世に浸透した。競馬以外では1対1の戦いで使われることが多く感じるが、競馬のダービーは十数頭でレースを行う。
 ダービー馬を輩出することが、ホースマン(馬に関わる人たち)の大きな夢である。だから、馬主は1歳の馬に何億ものお金を積んで、自分の馬にしようとする。馬産家は少しでも高く売れる馬を目指して、良血血統(勝つ両親からは勝つ子が生まれる理論)を追いかけるという、血統社会が誕生するのである。良血血統から勝つ馬が生まれるとは限らないが、生まれるのも事実としてある。そこに1つのロマンが生まれるのである。

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