第29回 加古川マラソン

マラソンの感動を教えます

 前回の岡山マラソンから1ヶ月半、昨年に続き、2回目の加古川マラソンだ。昨年は強風にやられて、ダメだった。しかも、今回は明らかな練習不足でもある。この状態でどう走るのか、思案のしどころだ。第一目標は歩かず走り切ること、第二目標は4時間30分、第三目標は自己新記録4時間25分だ。
 2回目なので、着替え、荷物の預け場所とかも迷わず行けた。昨年いた知り合いの屋台にも行き、鍋も食べた。練習不足は今更どうにもならないので、過去の経験を活かして、どこまで走れるかが焦点となる。

 12月23日、天気は良好だが、風あり。防寒として、案内所でもらったポンチョを着て走ることにした。今年も寒いが、風以外はいいコンディションだ。そして、後方に並び、スタートの号砲が鳴った。ゆっくり、ゆっくりを意識してスタート。限り少ないスタミナを温存することを最優先して走る。練習不足には訳がある。1ヶ月半前の岡山マラソンでひざを痛めてしまった。それで、完治もせず、中途半端な練習で、この大会に挑んだ。だからかもしれないが、焦らず、開き直りの精神で走っていた。昨年同様、10キロまでは追い風、そのあと折り返して、向かい風となった。この時点ではスタミナ、ひざに問題なし。24キロまでの逆風の中走る。スタミナはどんどん消耗するが、昨年より風は弱く、まだ走れている。そして、折り返して追い風になり、楽になるはずだった。
【参加賞のTシャツ】

 しかし、ここでハプニングが発生。近くで走っているピンク系の色の服装で走っている年配(60才は超えている)の男性が話しかけてくる。その男性を見ると、なんとキティちゃんの仮装をしていた様子。その男性が言うには、キティちゃんの仮装を着て走るつもりが、暑くなりそうなのでやめたということだった。私にとってそんな話は興味ないのだが、無視もできないので軽く返答すると、さらに話かけてくる。こちらが、ペースを上げて離れようとしても、スタミナがなく、ペースをあげれない。苦しい展開となった。結果、3キロほど並走することとなり、精神的疲労が大きく蓄積した。それでも、今回はまだ走り続けている。
 33キロ地点手前から上り坂、ひざも少しずつ傷んできた、足の筋肉もつりそうになるが、何とか踏ん張った。ペースは遅いが走り続けている。35キロ地点からゴールまで逆風になる。前回はこの時点で歩いてしまったが、今回は心が折れるそうなところを何とか踏ん張る。苦しい、苦しいの状態だが、どれだけペースを落としても走り続ける。そして、残りの距離と残りのスタミナとの駆け引きが始まる。残りが5キロ、4キロ、とカウントダウンが始まる。何とか、走り続ける。40キロ地点まで来た。何とか、最後まで走れるかと自分に問いかけながら走る。残り、2キロ、1キロ。ここまで来ると、これまでの努力が無になるので、歩くわけにいかない。そして、残り200m付近で今回も小学生がゴールまでエスコートするイベントがあったが、私はそれどころではない。苦し過ぎて相手にもできない。何とか、最後まで走りたいの一心で、ゴールを目指す。そして、ようやくゴールした。時間は4時間59分と惨敗した。
【フィニッシャーズタオル】

 しかし、遅くても最後まで走り続けたのは、初めてだった。私のマラソンの最大の目標は走りきることだったので、大いに感激した。タイムは遅かったが感無量だった。
 ちなみに、途中、話しかけられた年配キティちゃんは私を抜いて走っていったので、先にゴールしていたはず。恐るべき、年配キティちゃん。年配キティちゃんに負けたのは悔しい。
 マラソンは心の鍛錬である。今回もまたそれを経験した。いつか気楽に走れいるレベルになりたいなと思いつつ、次につなげる。マラソンよ、ありがとう。

 

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